わき目もふらず

日本共産党は今日、全国都道府県委員長会議を開きました。会議冒頭の志位委員長の報告がネットで中継され、私も党事務所で視聴しました。

志位委員長は、解散・総選挙にのぞむ構え、当面の政治論戦の中心点、ただちに取り組むべき課題などについて、30分ほどでコンパクトに報告。

「わき目もふらず」「野党共闘の『様子見』に陥ることなく」、党躍進のための活動にただちに打って出ようと強調しました。

その上で、野党と市民の共闘の具体化を、党中央が責任を持って、最大限のスピードで進めていくと述べました。

 

また、今日は、市民連合もアピールを発表しました。短いものなので全文を引用します。

 

『総選挙における野党協力を求める緊急アピール』

 

 安倍晋三首相が9月末の臨時国会冒頭に衆議院を解散することが確定的となりました。森友・加計疑惑を隠蔽するために、所信表明演説も野党による代表質問もなしに解散を行う可能性さえ指摘されており、自己保身だけを目的とした大義なき解散・総選挙は、国会論戦を一貫して軽視してきた安倍政権による一連の憲法破壊の仕上げとも言うべき暴挙です。

 北朝鮮の「脅威」に多くの国民が恐怖を抱いている状況を奇貨として、解散総選挙を行い、憲法改正に必要な議席を確保するという安倍首相の策略は、ある意味でナチスの手口を想起させるものであり、日本の立憲民主政治は最大の危機に直面しています。

 日本の憲法と民主主義が守れるかどうかの瀬戸際において、立憲主義の価値を共有し、共通政策の確認を行ってきた野党は、小異にこだわり分断されてはなりません。立憲4野党が協力し、国民に対して民主主義を守るための選択肢を提示できなければ、悔いを千載に残すことになります。安倍政権下での改憲発議によるこれ以上の憲法破壊を許さないために、立憲4野党は大同につく決断をすべきだと訴えます。野党が協力するならば、私たち市民も全力を挙げて共に闘います。

 

2017年9月21日

 

安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合